インダス文明の特徴とは?!分かりやすく解説!

みなさんこんにちは。ケイトです。

 

今回は、インド編一発目ということで、インダス文明の特徴をご紹介、解説していきます!ばっちりマスターして、得点につなげていきましょう!

 

Contents

インダス文明の特徴とは?

特徴キーワードまとめ

インダス文明

彩文土器

絵や文字が刻まれた印章

青銅器

アーリヤ系

ドラヴィダ系

ハラッパー

モヘンジョダロ

 

インダス文明とは、紀元前2600年頃に起こり紀元前1800年ごろまでに衰退したインド最古の文明です。

 

ドラヴィダ系の人々がインダス川流域に形成しました。インダス川はインド西北部にある大きい川です。

 

ろくろで作られ文様が描かれた彩文土器、絵や文字が刻まれた印章、青銅器などが作られた高度な都市文明です。

 

モヘンジョダロ、ハラッパーという重要な遺跡が2つ残っています。インダス文明衰退の原因はよく分かっていません。

 

基礎知識

 

アーリヤ系とドラヴィタ系って?

まずはインドについての基礎知識を。

 

現在のインドには多様な人種の人々が住んでいますが、その大半はアーリヤ系と呼ばれる人々です。

 

白人を想像していただければ、結構です。

 

しかし、インダス文明を形成したのは実はアーリヤ系ではなく、現在南インドを中心に住んでいるドラヴィタ系の人々なのです。

 

「インダス文明はドラヴィダ系」覚えておきましょう。

 

アーリヤ系の人々は紀元前1500年ごろに北西からインドに侵入してきました。長い歴史の中でアーリヤ系は徐々に居住地域を拡大し、ドラヴィタ系は南に追いやられたのです。

 

アーリヤ人の侵入がインダス文明の滅亡の原因とする説がありますが、それはあまり支持されていません。

 

インドの気候・産業

インドはモンスーン気候に属し、雨季と乾季の差がはっきりしています。北部地域は夏と冬の間で激しい寒暖差があり、南部地域は年間を通じて気温が高くなります。

 

南部地域では豊富な雨を生かした稲、ヒエ・アワの生産や、乾季を利用した麦の生産が行われてきました。また、これらの穀物を利用して牛や羊などの家畜の飼育も行われてきました。

 

インダス文明とは?

 

インド西北部にあったインダス文明ですが、この文明に関わる2つの重要な遺跡があります。

 

それが、インダス川下流域にあるシンド地方のモへンジョ=ダーロ、インダス川上流域のにあるパンジャーブ地方のハラッパーです。

 

都市遺跡モヘンジョダロについて

基礎知識はこれくらいにして、インダス文明を語る上で大切な、遺跡のお話をしていきます。モヘンジョダロはインダス文明の遺跡としてとても有名です。

 

紀元前に作られたとは思えないほどに整然とした都市の姿を現在に伝えています。

 

水浴びをする沐浴場や穀物倉を備えた煉瓦造りの都市です。

 

沐浴場は長さ約12m、幅約7m、深さ約2.4mという大きさを誇ります。現在のヒンドゥー教徒は沐浴を宗教行為として行なっていますが、その起源に当たるのではないかとも考えられています。

 

家屋には便所、浴場、井戸が備えられていました。この遺跡で出土した印象には、インダス文字が刻まれています。このインダス文字は現在においても未解読です。

 

そのため、インダス文明は優れた文明であると同時に謎多き文明でもあるのです。

 

都市遺跡ハラッパーについて

ハラッパーはモヘンジョダロよりも上流の内陸地域にある同時代の遺跡です。

 

モヘンジョダロがある地域はシンド地方、ハラッパーがある地域はパンジャーブ地方と呼ばれています。(モヘンジョダロは中学生の時にめっちゃ苦労して覚えました。)

 

両者の位置関係はしばしば問われるのできちんと覚えておきたいところです。

 

ハラッパーはモヘンジョダロと同じく煉瓦造りの都市遺跡で、広大な城壁の中に穀倉や埋葬場などが存在します。

 

モヘンジョダロと同様の出土品が多いのですが、特有なのは当時の人骨が発見されているということです。

 

実は、墓地はモヘンジョダロでは見つかっていないのです。

インダス文明の衰退

衰退の原因として、洪水、放牧や樹木の伐採による環境破壊、塩害による農業衰退などが考えられています。

 

アーリヤ人の侵入が原因だとする説がありましたが、その時点でインダス文明の衰退が進んでいたため、違うようです。

 

自然災害が一番大きいんですかね。今のところ決定的な説はなく、いまだに謎に包まれています。

 

キーワードまとめ

 

特徴キーワードまとめ

インダス文明

彩文土器

絵や文字が刻まれた印章

青銅器

アーリヤ系

ドラヴィダ系

ハラッパー

モヘンジョダロ

 

インダス文明とは、紀元前2600年頃に起こり紀元前1800年ごろまでに衰退したインド最古の文明です。

 

ドラヴィダ系の人々がインダス川流域に形成しました。インダス川はインド西北部にある大きい川です。

 

ろくろで作られ文様が描かれた彩文土器、絵や文字が刻まれた印章、青銅器などが作られた高度な都市文明です。

 

モヘンジョダロ、ハラッパーという重要な遺跡が2つ残っています。インダス文明衰退の原因はよく分かっていません。

まとめ

いかがでしたか?

インダス文明の特徴、インドの基礎知識、遺跡について解説しました!

ひとつずつ丁寧に学んでいきましょうね!

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それではまた会いましょう!

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