どうも!ケイトです。
今回は、バビロン捕囚について解説していきます。すごく簡単なので、サクッと覚えてしまいましょう。
Contents
バビロン捕囚って?
イスラエル王国が、アッシリアに、ユダ王国も新バビロニアに征服されます。その後、ユダ王国の国民は、新バビロニアの首都であるバビロンに連行され、移住を強制されます。
これがバビロン捕囚ですが、まずは、ヘブライ人の話をします。それから出エジプト、そしてバビロン捕囚、その後のユダヤ教の誕生という流れで解説していきます。
ヘブライ人
ヘブライ人は他民族からの呼び名で、自らはイスラエル人と称し、この後お話しするバビロン捕囚後はユダヤ人と呼ばれます。
彼らはアラム人やフェニキア人より少し前に、パレスチナに住み始めます。牧畜生活をしていました。
彼らの中で、飢饉を避けるために近くのエジプトへ移住するグループがありました。
しかし、新王国のファラオによる圧政のもと、ヘブライ人は奴隷としてコキ使われてしまうのです。
出エジプト
こき使われるヘブライ人を見て、これはあかんやろ!エジプトから逃れよう!と指導した人物がいます。
それが、モーセです。
エジプトから脱出する際、海の前まで来て、モーセが杖を地面に突き刺すと、海が真っ二つに割れて道ができたという話が有名ですね。
出エジプトの模様を描いた作品があります。「プリンス・オブ・エジプト」というアニメーション映画です。
中学生の時にこの映画で使われている楽曲を編曲したことがあり、たまたまこの映画を知っていたのですが、高校2年生で「出エジプト」を世界史で習った時に、この映画のおかげで一瞬で理解できました。
習った後に、もう一度見てみたのですが、中学生の時に理解できなかったところも、理解できるようになり、面白く見れました。
海が割れるシーンはちょっと感動しますよ。
みなさんもぜひ息抜きに見てみてください。
バビロン捕囚
パレスチナへ無事に脱出した後、彼らは王国を築き、ダヴィデ王、その次のソロモン王のもとで平和な時期が訪れます。
しかしそれも束の間、ソロモン王が亡くなった後、ソロモン王に不満を持った北側の民族が分離独立して、北のイスラエル王国、南のユダ王国に分裂してしまうのです。
しかも、イスラエル王国は、アッシリアに、ユダ王国も新バビロニアに征服されてしまいます。
そして、ユダ王国の国民は、新バビロニアの首都であるバビロンに連行され、移住を強制されます。
また、ユダヤ人は囚われの身になってしまうのです。この、バビロンに連行された出来事をバビロン捕囚と言います。
ユダヤ教
このバビロン捕囚をきっかけに生まれたのが、ユダヤ教です。
この宗教にイエスが手を加えたのが、キリスト教ですね。
バビロンに連行された彼らは、すぐに故郷に帰れるという希望を持っていましたが、やがてそれも消えてしまいます。
そして、違う民族に囲まれて生活をする中で、僕たちはどういう民族なんだろう、ということを考え始めるのです。
その結果、イェルサレムや神殿を信仰の拠点とすることが不可能なかわりに、唯一神ヤハウェが定めたルール(トーラー)を徹底しよう、という結論に至ります。
また、こんなに苦しい思いをしている民族なのだから、僕たちだけは天国に行けるんだ、という選民思想を持ちます。
全能の神に選ばれた民族なのだ、という思想ですね。さらに、この苦しい状況を救ってくれる救世主(メシア)が現れるはずだ!という信仰も生まれました。
現代になってユダヤ人が地元に戻り、イスラエルを建てて、パレスチナ問題というものを引き起こしていますね。
この地元に戻った現象も、俺たちはこんなに苦しんできたのだから、いつか救済される!という考えから来てるとも言えます。
話を戻しまして、50年後、やっとこアケメネス朝によってユダヤ人はバビロンから解放されます。
イェルサレムに帰還した彼らは、バビロンにいた頃に考えたことを「旧約聖書」という本にまとめ、イェルサレムに神殿を気づき、ユダヤ教をスタートさせます。
トーラーの遵守
選民思想
メシア
まとめ
いかがでしたか?バビロン捕囚を中心にヘブライ人についての解説しました。
バビロン捕囚は論述問題でよく出るので、よく復習しておいてください。
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それではまた会いましょう!
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