エジプト文明の特徴を歴史を解説しながら分かりやすくまとめてみた!

みなさんこんにちは。ケイトです。

メソポタミア文明の復習はしましたか?

今回は古代エジプト文明の特徴を歴史を解説しながらまとめてみます!

Contents

特徴

ナイル川によって、肥沃な土地に恵まれ、治水のために、早くから王国が形成されました。

太陽神ラーを中心とした多神教であり、王であるファラオは生ける神として政治を行いました。

文字としては神聖文字、暦は太陽暦を用い、遺産としては、ピラミッド、ロゼッタストーンが挙げられます。

また、死後の世界を信じ、「死者の書」やミイラを作ったことでも有名です。

いきなり特徴をまとめられても分からないと思うので、説明していきますね。

古代エジプト文明とは?

エジプト文明は何川の流域に発達したのでしょうか?そうです。ナイル川

 

「エジプトはナイルのたまもの」byヘロドトス

 

(エジプトはナイル川がなかったらマジなんもなかったわ、ナイル川さまさまですわ)

という言葉があるほど、ナイル川の水は農業に役立ちました。

 

川の管理をするためには、強いリーダーが必要になり、エジプトは早くから統一国家が成立していきます。

 

王国ができる時期は、メソポタミアよりも早いんですよ。しかも、海と砂漠に囲まれている為、異民族の侵入が少なく、とても長持ちした王国でした。

 

王はファラオと呼ばれ、30人ほど交代します。めっちゃすごいですね。また、長い歴史の中で特に繁栄した時代を3期に分け、古王国、中王国、新王国と呼んでいます。

 

それでは一つずつ説明していきますね。

古王国

古王国で特に特徴的なのは、ピラミッドです。(一回、生で見てみたい)クフ王の自分のお墓と呼ばれていますね。スフィンクスはお墓の守護。

 

呪いとかそういう話を語り始めると止まらなくなるのでやめておきます(笑)エジプトでは、王=神でした。

 

メソポタミアでは、王も神を崇拝していましたが、エジプトでは王は生ける神なんですね。ですから、自分の権力を示すために、ピラミッドを築かせたと考えられています。

 

メンフィスという、エジプトの北の方の地域を中心に古王国時代は栄えます。

中王国

中心は、メンフィスより南のテーベという地域です。しかし、東北のあたりにあるシリアから遊牧民のヒクソスが入り、混乱状態に陥ります。

 

中王国時代はヒクソスの侵入

 

と覚えておいてください。

新王国

新王国ができ、ヒクソスを追放し、シリアも領土に加えると、混乱状態から抜け出します。(やったね)

 

首都は同じくテーベです。

 

新王国ができて200年、ここである事件が起こります。アメンホテプ4世、またの名をイクナートンというファラオは、メンフィスとテーベの間にある、

 

テル=エル=アマルナという地域に首都を移し、一神教にするという改革を行いました。

 

これまでは、太陽神ラーを中心に、色々な神を崇拝する多神教でした。

 

しかし、イクナートンは神は1人だけだ!という一神教を信仰し、これまでの伝統に反対して、首都を移したのです。

 

彼は新しい芸術や、自由なアイディアを積極的に取り入れました。彼の新しい芸術をアマルナ美術といいます。しかし人々はこれまでの多神教や伝統を変えたくなかったのです。

 

というわけで、イクナートンが亡くなった後、次のファラオの治世では、首都はテーベに戻り、多神教になります。

 

全て元に戻ってしまうのですね。

豆知識

「一つの神」はアトンという意味で、イクナー(ア)トンという名前にはちゃんと、”アトン”が入っているんですよ。

また、テーベの守護神はアモンと呼ばれ、新王国時代には、アモン=ラー信仰が盛んになるのです。

アモンはアメンと表記されることもあります。

アメンホテプ4世の名前には”アメン”がしっかり入ってますね。一神教の彼はこの名前が嫌だったのでしょう。

あの有名なツタンカー(ア)メンもちゃんと”アメン”が入っていますね。

新王国時代はアメンホテプ4世の事件を覚えておいてください。

文化

エジプト人は死後の世界を信じ、人が死んで、魂が抜けても、魂はまた戻ってくると考えていました。

 

魂の抜け殻が腐らないようにミイラを作り、魂がいつか戻ってきても大丈夫なようにしました。

 

また、「死者の書」と呼ばれる絵文書も有名です。ミイラと共に埋めることで、来世での幸福を願ったと言われています。文化を語るのに欠かせない、文字のお話をしましょう。

 

エジプト文字は主に2種類です。

 

碑文など正式文書に書かれた、象形文字である神聖文字。ヒエログリフとも呼ばれます。もう一つは、パピルス草からつくった紙に書かれたデモティックです。

 

デモティックは民用文字で、みんなが使う文字といったところでしょう。パピルス草からつくった紙はパピルスpapyrusと呼ばれ、英語のpaperの語源になっているんですよ。

 

これらの文字は解読されています。ナポレオンがエジプトで発見した石がきっかけです。

 

ロゼッタストーンとよばれるその石には、ヒエログリフ、デモティック、ギリシア文字が刻まれていました。

 

ヒエログリフだけ、デモティックだけ書かれていたら分からなかったでしょうが、ギリシア文字が刻まれていたおかげで、解読に成功したんです。

 

ちなみに解読したのは、シャンポリオンというフランス人です。試験によく出るので覚えておいてください。

 

最後に、暦は太陽暦です。のちにローマでも使われ、ユリウス暦になりました。

特徴

ナイル川によって、肥沃な土地に恵まれ、治水のために、早くから王国が形成されました。

太陽神ラーを中心とした多神教であり、王であるファラオは生ける神として政治を行いました。

文字としては神聖文字、暦は太陽暦を用い、遺産としては、ピラミッド、ロゼッタストーンが挙げられます。

また、死後の世界を信じ、「死者の書」やミイラを作ったことでも有名です。

というわけで、全部理解できたと思います!

まとめ

いかがでしたか?古代エジプト文明の特徴をまとめてみました!

教科書の目次を見たときに、要約にして言えるようにしておくと論述問題で役立ちますよ!

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それではまた会いましょう!
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