こんにちは、ケイトです。
ポエニ戦争って超重要用語なのに、じゃあ説明して!って言われると、え?ってなっちゃいませんか?
今回はポエニ戦争を3分で理解していきましょう!
Contents
ポエニ戦争を簡単解説!
ローマの快進撃の秘密
ローマが快進撃を続けていました。ローマの軍事力は素晴らしくギリシア人の都市国家をどんどん征服していきます。
征服された都市は個別にローマと同盟をむすばされ、それぞれ権利と義務を与えられました。これは分割統治と呼ばれる統治方法で、有効な支配の方法でした。
例えば、A、B、Cの3人の囚人がいるとします。Aは刑務官に労働を命ぜられ、褒美にパンをもらいます。BはAよりもつらい労働を命ぜられますが、パンはAの半分です。
Cは他の2人よりもしんどい労働をさせられますが、パンも何ももらえません。それぞれ労働を強要されて、ムカつくわけですが、こうも思うわけです。
C「なんで俺だけパンもらえんの?ズル!」
B「Aいいなぁ。しんどいけどCよりはましだな。」
A「働くのやだけどBとCよりましだな。」
お互い協力させないことにより、反抗もさせづらくするわけですね。これが分割統治です。
カルタゴってどこ?
さて、そんな中、ローマと衝突したのが、フェニキア人の植民市、カルタゴでした。それはどこやというとカルタゴは北アフリカにあります。
カルタゴは地中海を挟み、ローマとお向かいさんだったので、お互いにライバル視していました。そうして地中海の覇権を争う、3回にわたるポエニ戦争が勃発するわけです。
ちなみにポエニ、というのはラテン語でフェニキアという意味です。
ポエニ戦争その1
ローマは、イタリア半島の長靴のつま先の近くにあるシチリア島をカルタゴから奪い取ります。これはローマにとってはじめての海外植民地となります。また、海外植民地のことを属州と呼びます。
ポエニ戦争その2
カルタゴには超有名な将軍がいます。その名はハンニバル。世界史上最高の名将ともいわれ、戦争についてはなんでも知っていて、勇敢だったと言われています。
ハンニバルは大好きな地元のカルタゴを奪おうとしてくるローマが大嫌いでしたので、倒すために奇策を用います。像を引き連れ、アルプス山脈を密かに超えイタリア半島の北側に回り、夜中に一気にローマに攻め込みました。
像で山超えてくるなんて、ローマ側は思いもしませんから、この奇襲に大混乱。これは完敗か、そう思っていると、ローマにも名将、スキピオが登場します。
スキピオは守りに入ってしまっている戦術から切り替えて、攻めることにします。ローマはスペインやカルタゴの本土を攻撃。ローマにいたハンニバルは、「これはやばい」と帰国しますが、これはスキピオの作戦勝ち。
おびき寄せられたハンニバルはスキピオに敗れ、今回もローマが勝利しました。
ポエニ戦争その3
3回目もローマが勝利します。カルタゴの支配地域を奪い、地中海の覇権をゲットします。ハンニバルは屈辱から毒を飲んで自殺してしまったそうです。
戦争後も覚えておこう
ローマは東側にも駒を進め、最終的に地中海全体を制覇します。
戦争に勝ってフィーバー!!
と、お・も・い・き・や
戦争に出ていた中小農民が戦地から帰るとまあ大変。
ほったらかしていたために農地は荒れ果ててしまっていました。農民たちは落ちぶれていきます。彼らは都市へ向かいます。
戦争によって獲得した奴隷がローマに流入し、元老院議員や、騎士などのお金持ちは、農民が手放した土地を使い、奴隷を大農場(ラティフンディア)で働かせます。
お金持ちはウハウハです。
しかし、海外植民地からは安く穀物を輸入できるようになり、落ちぶれた農民達はそれで生活できました。
安い穀物で生活できるようになった、落ちぶれた農民達はローマ支配の恩恵を享受したため、「もっと戦争を!」と言い出します。
お金持ちも、落ちぶれた農民も戦争をどんどん望んだため、戦争は拡大していきます。そして貧富の差もどんどん広がっていき、ローマには失業者が溢れかえるようになってしまいました。
覚え方
ポエに、「禅に無よ」、「嫌、良くない」
ポエニ戦争(ポエに)
前264(禅に無よ)
前218(嫌)
前149(良くない)
ポエちゃんの母は、禅を進めますが、ポエちゃんは嫌がるという語呂合わせでした。
まとめ
いかがでしたか?
ポエニ戦争をお話ししました。しっかり理解して試験に生かして下さい!
それではまた会いましょう!
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