どうも!ケイトです。
今回はややこしい用語の違いシリーズ、ザミンダーリー制とライヤットワーリー制の違いの解説をしていきます!覚え方も紹介しますよ!それではいきましょう。
Contents
ザミンダーリー制とライヤットワーリー制の違い
この制度は、イギリスの東インド会社が植民地であるインドから効率よく徴税するために定めたものです。
違いとしては、
ザミンダーリー制→政府の農民の仲介者に徴税を任せる
ライヤットワーリー制→国の所有する土地に農民を働かせて徴税する
それでは詳しくみていきましょう。
ザミンダーリー制
ザミンダーリー制
ザミンダーリー制は、政府の農民の仲介者に徴税を任せる制度。東インド会社にとって最大の収益は地税でした。土地の所有に対して課する税ですね。
ですので、いかに効率よくとれるかが問題でした。
そこで東インド会社は、ザミンダールという領主的な役割の人々に土地を与えその代わり定額の税を課したのです。
ザミンダールは、その土地で農民を働かせて、好きなだけ徴税し、定額を納税して、あまりを収入にしました。
もともとインドでは、領主と農民のような上下関係はなく、土地は共同保有でした。
しかし、東インド会社が介入してきたせいで、そのような封建制ができあがってしまい、税金の支払いでみんなが苦しむようになってしまいました。
覚え方
ザミンダーリー制は政府の農民の仲介者に徴税を任せ、仲介者に定額の地税を払ってもらう制度でした。ですので、ザミンダールの立場に立って、気持ちを代弁してみましょう。
「自分で徴税しろよ、ねみーだりー」
ライヤットワーリー制
ライヤットワーリー制
ライヤットワーリー制は国の所有する土地で、農民に働かせて徴税する方法でした。
仲介者ではなく、農民(ライヤットワーリー)個人に徴税を命令しました。東インド会社は重税を課し、農民達は苦しみ、自分の土地を手放したりもしました。
農産物も大量生産されて値段が下がり、その結果納税がより厳しくなりました。大根が100円で売れたのに、50円でしか売れなくなったらしんどいですよね。
関連して、イギリスの産業革命で綿製品が安く作れるようになり、主に綿製品をヨーロッパに輸出していたインドは商売あがったりになりました。さらには、ヨーロッパの市場であふれてしまった工業製品を輸入しまくるはめになりました。
インドはとんだ貿易赤字でございます。
じゃあ、それをどこで補填したのかというと、中国へのアヘン密貿易なんです。話がつながってきましたね。
覚え方
ライヤットワーリー制は、国の土地で働かせ、農民個人に重税を課す制度ということで、「インド史上、1番のわりい制度」という風に覚えてみましょう。苦しんだ農民の姿もイメージできると最高です。
まとめ
いかがでしたか?ザミンダーリー制とライヤットワーリー制の違いの解説と覚え方の紹介でした。やっぱり、ひっでえ制度ですね。
しっかり区別して、インド史をマスターしてしまいましょう!
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それでは!
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