みなさんこんにちは。ケイトです。
世界史って同じ宗教でも宗派が分かれたりしちゃって分からなくなることってありますよね。今回は、ローマカトリックとギリシア正教会について解説していきたいと思います!
Contents
ローマカトリックとギリシア正教会の違い
カトリックというのは、普遍、公同という意味で、正統のキリスト教。
コンスタンティノープル教会は、ルールを守る正しいキリスト教。後にギリシア正教と名乗るようになりました。
五本山
キリスト教がコンスタンティヌス帝の時から保護され始めたのはみなさんご存知ですよね。すると帝国の中で5つの教会が重要となり、それを中心にキリスト教が発達していきます。
その教会というのは、ローマ、コンスタンティノープル、アンティオキア、イェルサレム、アレクサンドリアの5か所にあります。
そして、このこの5か所のなかでも、有名になったのが、ローマ教会と、コンスタンティノープル教会です。
ローマとコンスタンティノープルというのは、古い都と新しい都ですから、この二つの教会の争いはだんだんと激しくなります。
やがてローマ帝国が分裂し、西ローマ帝国にローマ教会、東ローマ帝国(後のビザンツ帝国)にコンスタンティノープル教会がつきます。
しかし西ローマ帝国が滅亡すると、ローマ教会は東ローマ帝国側につかず、孤立の道を選びます。これって相当ヤバイです。これがどれだけヤバイことかというと、親の仕送りが突然止まる感じ。
教会というのは、布教や教会を建てるなどの活動するのに支援がいり、さらに国に認めてもらわないといけない時代でしたので、権威があり支援もしてくれる国の保護が必要でした。
国の保護がなければ、不安定な状態に陥ります。
さらにこの時ゲルマン人が大移動する真っ只中でしたので、囲まれてしまい、ローマ教会は大ピンチでした。フランク王国に接近していったのも納得ですね。
聖像
ところで、聖像ってご存知ですか?その名の通り、聖人や天使などの肖像のことです。
キリスト教徒は聖像を礼拝していましたが、キリスト教の初期の教えでは聖像に向かって拝んだりすることを禁じていました。
でもやっちゃったんです。
ダメだと分かっているのに、やってしまうのは大体切羽詰まってる時です。
今切羽詰まってるのは?
ローマ教会ですね。
ゲルマン人から攻撃を受けないようにするには、ゲルマン人信者を増やして味方につけるしかありません。彼らは十字架やマリア像を言葉の通じないゲルマン人に見せて、布教しました。
このころイスラーム勢力も台頭してきた時代です。イスラーム教は聖像崇拝をしないという決まりをしっかり守っていました。
これを見てキリスト教徒も、自分らも守らないと!となるのですが、ローマ教会は平気で聖像使ってます。
こんなローマ教会を見て、コンスタンティノープル教会を保護する、ビザンツ皇帝のレオン3世が聖像禁止令を発令します。
それに対して、逆ギレするローマ教会。2つの教会はどんどん仲が悪くなっていきました。
カトリックというのは、普遍、公同という意味で、正統のキリスト教。コンスタンティノープル教会は、ルールを守る正しいキリスト教。後にギリシア正教と名乗るようになりました。
まとめ
いかがでしたか?
カトリックとギリシア正教会の違いがわかったと思います。もやもやを1つずつ解消していきましょうね。
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それではまた会いましょう!
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