どうも。ケイトです!
ヨーロッパで起こる戦争は色々な国が絡んできて厄介ですよね。
今回は、エジプト=トルコ戦争について分かりやすく解説していきます!
Contents
エジプトトルコ戦争とは?
エジプトトルコ戦争とは、その名の通りエジプトとトルコ戦争です。1831年に起きました。
しかし、ここにロシア、フランス、イギリスがからんでくるのです。
では、原因を見ていきましょう。
原因
1831年、エジプトはオスマン帝国の支配下にありました。(ただ、エジプトはオスマン帝国内で自治をすることが許されていました)
10年前に起きたギリシア独立戦争は、ギリシアがオスマン帝国から独立しようとして起きた戦争ですが、この時エジプトはオスマン帝国の味方でした。
エジプトは支援したご褒美で、クレタ島やキプロス島を得ます。
さらにシリアも欲しい!と要求したのです。
「調子に乗んな、ボケェ」
と、オスマン帝国はそれを拒否します。
それで怒ったエジプトがオスマン帝国に攻め込み、戦争に発展していくのです。
国際関係は?
戦争の原因が分かったところで、国際関係を見ていきます。ロシア、イギリス、フランスが絡んできますよ。
ロシア
オスマン帝国はロシアに応援をお願いします。
ロシアは凍らない港がずっと欲しくて、地中海に出れたらいいなあ、と待ち望んでいました。
だからロシアはオスマン帝国を助けるという口実で、ダーダネルス海峡、ボスフォラス海峡の通航権をゲットしようと戦争に参加してくるのです。
まあ無条件に助けるほど人間はお優しくないので、その国の目的を考えてみると国際関係が見えてきますね。
フランス
フランスはエジプトとの貿易で儲けていました。
お金になる顧客が戦っていたら、応援したくなりますね。
また当時フランスはアルジェリアに侵攻し、なかなか苦戦していたので、味方を増やして倒すために、エジプトと結ぼうとしていました。
イギリス
イギリスは、フランスの進出やエジプトが強くなることを恐れて、オスマン帝国側につきます。
しかし、ロシアが進出してくるのも嫌だったので、自分の思い通りにするにはどうしたらいいか考えました。
考えた結果、圧力をかけてフランスに手を引かせ、エジプト軍に大勝したあと、ロンドン会議を開き、各国の進出を阻止しました。
ロシアはダーダネルス海峡、ボスフォラス海峡通航禁止。
エジプトはシリアを手に入れることは出来ず。
フランスはエジプトに進出できませんでした。
勝敗
まとめると、この戦争は列強各国がエジプトの大国化を阻止しました。
オスマン帝国が勝ったと言っていいでしょう。しかし、やはりイギリスの干渉は大きいですね。
各国の目的と行動をしっかりおさえておきましょう。
語呂合わせ
1831年、エジプトとオスマン帝国の戦争でしたので、それを語呂合わせで覚えていきましょう!
イヤ、サンイチ、いじめとる
1831年(イヤ、サンイチ)
エジプト(いじめ)
オスマン帝国(とる)
さんいち君がいじめてるわ~っていう語呂合わせです。
まとめ
いかがでしたか?
戦争一つとっても、しっかり学べば面白いですね。しっかり復習して、試験で点を稼ぎましょう!
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それでは!
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