どうも!ケイトです!
論述問題で2つのものを比べて論じなさいというような問題がよくでますよね。しかし、片方でも分からないと、「詰んだーっ!」ってなりませんか?
ということで今回は、ウマイヤ朝とアッバース朝の違いを解説していきます!
Contents
ウマイヤ朝とアッバース朝の違い
ウマイヤ朝とアッバース朝の違いはずばり、税制です!それでは詳しく見ていきます。
ウマイヤ朝の税制
異教徒には、ハラージュという地租税と、ジズヤという人頭税が課せられました。アラブ人のイスラーム教徒は免除でした。
ここまでなら理解できますよね。
しかし問題はここから。わざわざイスラムに改宗した人々も免除されていいのに、なぜか税金を払わなければならなかったのです。
部活の初期メンバーは部費を払わなくて良いのに、後から入って高額の部費を請求されたらむかつくでしょ?
これに関しては当時の人も違和感を感じていました。
ですから、神の前では平等であるはずなのにこれはおかしいということで、ウマイヤ朝の崩壊につながっていきます。
ちなみに異教徒は税金を払えばそのままその宗教を信仰していいよというルールなので、異教徒に課税はオッケーなんです。
あと、ハラージュとジズヤがごっちゃになる人が多いので、こじつけをお教えしておくと、
じんとうぜい
ジズヤ
どっちも「じ」から始まるということで覚えておいてください。
ウマイヤ朝に関して、復習したい方はこちら
アッバース朝の税制
アッバース朝での税制はこうなりました。
異教徒が払うというのは変わらず。
ですが、変わった部分はイスラーム教徒はハラージュを払わなければならないというところです。アラブ人であっても、改宗者であっても、差は無く平等なのです。
こうして、改宗者も要職につけるようになり、アラブ人の特権はなくなりました。
なぜこのような税制になったのかというと、ウマイヤ朝の統治の失敗を繰り返さないためでした。アラブ人優遇のウマイヤ朝と違って、アッバース朝では、神の前で人々は平等という考えを貫き、どんなイスラーム教徒であっても対等に扱ったのです。
またイスラーム教徒でなければ、神の前で平等というルールが通らないので、税金を払わなければならなかったのですね。
ハラージュだったか、ジズヤだったか分からなくなる人は、ハラージュはハラウというこじつけで覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?ウマイヤ朝とアッバース朝の違いは割と良く出るので、しっかり抑えておいて下さいね!
それでは!
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