どうも!ケイトです。
今回は、デロス同盟とペロポネソス同盟はなぜ対立したのか、について解説していきます。
Contents
デロス同盟とペロポネソス同盟はなぜ対立したのか
デロス同盟
まずデロス同盟とは何か、という話ですが、時はペルシア戦争後です。ペルシア戦争についてあやふやな人はこちらから復習を。
ペルシア戦争のあと、勝利したギリシアは、ペルシアがまた攻撃してこないように団結しよう、という話になり、同盟を組むことに決めます。
それが、デロス同盟だったんですね。
教科書から引用しますと、
「エーゲ海沿岸を中心とした諸ポリスが、ペルシアの復讐に備えて結んだ軍事同盟。はじめ同盟の金庫がデロス島におかれたので、こう呼ばれた」
ですね。
同盟の盟主、つまりリーダーはアテネでした。アテネは、超強い海軍を持っていましたし、有力ポリスだった、というのがあります。
また、三段櫂船という船で、船の漕ぎ手として戦争で大活躍した無産市民の発言力も高まりました。この背景から、将軍であったペリクレスという人物は、アテネの民主政を完成させるわけですね。
ペロポネソス同盟
さて、アテネはデロス同盟を結んだわけですが、スパルタはアテネの行動を見てこう思うのです。
「他のポリスをとりこんで主導権とろうとしてんな?コンニャロー」。
そこでスパルタは同じように軍事同盟を結ぶのです。そう、それが、ペロポネソス同盟ですね。
ペロポネソス戦争
主導権争いは戦争に発展していきます。この戦いがペロポネソス戦争ですね。
しかしアテネは疫病で名指導者であるペリクレスを失うと政治が混乱、どんどん落ちぶれてしまいます。
また、2陣営だったこの戦いはなんと途中から三つ巴の戦いに変わります。テーベという都市国家が参戦してくるのです。
さらにペルシアがギリシア人同士が争うようにそそのかしたために、戦争は長期化します。
戦争が長期化すれば、土地を失って市民の身分から転落する人が増え始めますよね。戦うには装備やら自腹で用意しなければならないからです。
兵士が減ってしまったとき、指導者はどうするかというと、お金で兵士を雇いました。雇われ兵のことを傭兵といいます。
しかし傭兵は、ポリスよりも自分の生活が優先です。「ポリスのためなら死んでもいい」という市民とは違います。ですから、兵隊の団結力は必然的に弱くなってしまいます。
その結果、ポリス社会は荒廃しはじめ、滅亡への道を辿っていくのです。
まとめ
いかがでしたか?
デロス同盟とペロポネソス同盟の対立についてでした。しっかり復習して得点につなげていきましょう。
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