どうも!ケイトです。
文化ってなかなか整理しづらいですよね。整理できないと、覚えられないし、、という悪循環、、、、
ということで今回はギリシア文化についてまとめていきたいと思います。
Contents
宗教と文学
まずは宗教、それに関連した文学から。ギリシア人の宗教は多神教でした。
オリンポス12神が中心で、人間と同じ姿、感情をもつとされていました。神との関わりは、ポリスぐらい重要で、宗教は人々に影響を与えまくっていました。そうした神々と人間との関わりを叙事詩として表現したのが、ホメロス、ヘシオドスです。
ホメロスは「イリアス」「オデュッセイア」
ヘシオドスは「神統記」「労働と日々」
が有名です。
語呂合わせ
アリスのオデコをほめろっす
イリアス(アリス)
オデュッセイア(オデコ)
ホメロス(ほめろっす)
労働する神へ塩ドスン
労働と日々(労働)
神統記(神)
ヘシオドス(へ塩ドスン)
哲学
民会で議論するギリシア人は、合理的根拠で説明する科学的態度を持ち合わせていました。つまり、なんでも論理的に説明できるのだ!という態度をもっていたということ。
労働は奴隷に任せ、暇人だった彼らは濃厚な議論を積み重ね、さまざまな考え方を生み出しました。そこから生まれたのが哲学です。イオニア地方では、イオニア自然哲学が発達しました。
これを詳しく話すと倫理の授業になってしまうので、簡単に。1番有名なのは、万物の根源は何か、です。つまりこの世界は何からできているのか、ですね。
タレスは水、ヘラクレイトスは火、ピタゴラスは数を主張しました。
少なくとも3人はおさえておいて下さい。ピタゴラスの定理など、数学で聞いたことのある名前もありますね。倫理の授業を受けると、彼らの主張をもう少し深く学べますよ。
三代悲劇詩人
アテネでは悲劇や喜劇のコンテストが催されていて、これを鑑賞するのはアテネ市民の義務だったそうです。劇団員の身からすると、いいな~とww。
語呂合わせ
3人の代表的な作家がいますが、語呂合わせで覚えていきます。
アイスアメガム、祖父がおいで、とえり愛でる
1 アイスキュロス(アイス)「アガメムノン」(アメガム)
2 ソフォクレス(祖父)「オイディプス王」(おいで)
3 エウリピデス(えりちゃん)「メデイア」(めでる)
マナビスで学んでいた時に覚えた語呂合わせを拝借しました。
興味ある人は作品の内容を調べてみると面白いですよ!
悲劇作家を紹介しましたが、喜劇作家もいます。名前はアリストファネス。「女の平和」が有名です。
ソフィスト
ポリスが繁栄すると、話術の一つとして、人を上手に説得する弁論術が当たり前になってきます。
白熱した議論を繰り広げる中、真理の追求をする際に、自分の意見をどうやって人に納得させるかが重要になったからですね。
そこで、いかにして上手に人を説得するかという、弁論術講座を開く、ソフィストとという職業教師が現れます。
有名な人物としては「万物の尺度は人間」と主張したプロタゴラスが有名です。分かりやすく言うと「人の物の見方は人それぞれ!以上!」という主張でした。
プロタゴラスはこのような相対主義を中心に説得をしていきました。相対主義とは、「絶対的な真理はない」という主張のことです。(絶対なことなんてない!っていう主張自体が絶対な気がしますが、、、)
このような相対主義の主張に対して、「いや真理は絶対あるし、お前何も知らないだろ?知らないのも知らないだろう?」
と言ったのがソクラテスという人物です。この考え方は無知の知として有名ですね。彼はこのような「知らないことを知っている」「それは、知ったかしているような他のソフィストより優れている」という主張をしていきました。
しかし、彼は誤解を受けて処刑されてしまいます。
彼の弟子だったプラトンは、ソクラテスの遺志を引き継ぎつつ、イデアがこの世のすべてのものに実在している、と説きます。イデアというのはアイデアの語源で、ものごとの真の姿という意味です。
「私たちが見ているものは仮の姿で、純粋な姿、つまりイデア、が本当はあり、そしてそれがこの世のすべてのものに当てはまるんだよ」、という主張をしたのです。
また、ソクラテスの弟子のプラトンの弟子であるアリストテレスは万学の祖と呼ばれる学問体系を築きます。彼のこの体系はイスラムやスコラ学に影響を与えることになります。
また、イデアは天にあると主張したプラトンに対し、アリストテレスはそのものごと自体に宿っているという主張をします。
この絵はそれを表していますね。
http://chanelkant.blog.fc2.com/blog-entry-154.html
ちなみに彼はアレクサンドロスの家庭教師でした。アレクサンドロスもそりゃ優秀になりますわ。教師って大事ですね。
歴史の探求
神話ではなく、史料の批判的な探求によって過去を説明した人物が2人。
ペルシア戦争史のヘロドトス
ペロポネソス戦争史のトゥキディデスです。
どちらも本の題名が「歴史」なので、覚えづらいですね。
ということで、
名前が短い方(ヘロドトス、ペルシア)と
長い方(トゥキディデス、ペロポネソス)
でこじつけて覚えていきましょう。
建築、彫刻美術
建築は柱の様式により、ドーリア式、イオニア式、コリント式にの3つに分類されます。何が違うねん!というと、左から順に豪華さがレベルアップしてく感じです。
ドーリア式の有名な神殿があります。それがパルテノン神殿です。この美しさは黄金比からなりなってるそうですね。かつては青、赤、黄、とカラフルに彩られていたそうですよ。また、人間の肉体美を表現した彫刻美術。
彫刻家、フェイディアスが有名ですね。ミロのヴィーナスやラオコーンが生まれ出したのもこの時代です。
ヘレニズム文化
アレクサンドロスによって大帝国が築かれると、オリエントとギリシアの文化が合体します。
それから、ポリスの枠にとらわれない生き方を理想とする世界市民主義(コスモポリタリズム)が生まれました。
哲学も変化して、精神的快楽を求めるエピクロスや、物欲なんて無い方が幸せだ、という禁欲重視のゼノンが登場します。それぞれ、エピクロス派、ストア派と呼ばれます。また、この時代は自然科学が発達します。
語呂合わせ
これも語呂合わせいきましょう!客と商人の会話です。
ありがたいよ 選んで丸めて
2アルキメデス (あるで)浮体の原理(浮世絵)
3アリスタルコス (ありが)太陽中心説(たいよ)
4エラトステネス(選んで) 地球は丸いと主張(丸めて)
まとめ
いかがでしたか?ギリシアの文化を解説してきました。
ギリシア人の気質が現れたりして面白いですね。哲学が生まれたのも、奴隷がいたからですよ。彼らがいなかったら、乏しい文化だったかもしれません。パルテノン神殿をこの目で見てみたいですね。
それでは!
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