アズハル学院とマドラサの違いとは?!ファーティマ朝の特徴もまとめてみた!

みなさんこんにちは。ケイトです。

今回はアッバース朝、後ウマイヤ朝と同時代に存在した王朝、

ファーティマ朝

について解説していきます!アズハル学院とはなにか?マドラサとの違いも解説しますよ!

Contents

ファーティマ朝

 

ファーティマ朝は、アッバース朝の衰退期頃に、シーア派の中でも過激な一派であるイスマーイール派が、スンナ派であるアッバース朝と対立して、

 

北アフリカに起こった王朝です。エジプトを征服してカイロを建設し、首都にしました。カイロには「勝利の門」と呼ばれるモスクがありますね。

 

そして、建国直後から、後継者という意味であるカリフを名乗り、アッバース朝に対抗しました。

 

マドラサとアズハル学院

マドラサとアズハル学院がごちゃごちゃになる人が多いので解説していきます。まず、マドラサ大学の総称です。家具、とか荷物とかそういう類の不可算名詞ですね。

 

マドラサではスンナ派の神学と法学を主に教えていました。

 

アズハル学院は、ファーティマ朝の時代にカイロにあった、モスク兼マドラサのことです。(正確に言えばモスクに付属したマドラサです。)

 

アズハル学院は、「東大」や「立命館」のような固有名詞なんです。ここで「あれ?」と思った方はとても冴えています。そうですね。

 

ファーティマ朝ってシーア派じゃない?でもマドラサってスンナ派だよね?そうなんです。念のため解説しておきます。

 

当初、マドラサでは、ファーティマ朝の方針通り、シーア派について研究はしていました。

 

しかし、エジプトの人々にシーア派は定着しなかったのです。国を動かす人と、国民の気持ちに相違があると何がおきますか?

 

 

国がまとまらなくなります。米が食べたいのに、パンを食べろと強制されたら不満が溜まりますよね。それと同じ。

 

ということで、マドラサではマドラサの役割通り、ちゃんとスンナ派の研究が行わせて、国をまとめた訳ですね。

 

アズハル学院は今もある大学で、世界最古の大学(ボローニャ大学より古い)と呼ばれています。

 

ファーティマ朝の特徴まとめ

首都はカイロで、スンナ派のアッバース朝に対抗し、カリフを名乗った。これによって、同時に3人のカリフが並び立った。

 

カイロは非常に栄えた都市で、アズハル学院が建てられ、イスラーム法学と神学研究の中心となった。

 

論述問題の参考にどうぞ。

 

まとめ

いかがでしたか?ファーティマ朝、アズハル学院とマドラサの違いについて解説しました。

カリフが3人並び立つこの時代をよく復習しておいてください。アッバース朝、ファーティマ朝、後ウマイヤ朝全部説明できますか?

全てオッケーになったら次へ進みましょう!

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それではまた!

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