みなさんこんにちは!ケイトです。
前回まではポエニ戦争についてのお話とその後の停滞についてお話ししたと思います。
今回は内乱の1世紀と呼ばれる時期と三頭政治についてお話ししていきたいと思います!
Contents
三頭政治、語呂合わせタイム
クーポン返せ、あとで送れ
1 クラッスス
2 ポンペイウス
3 カエサル
4 アントニウス
5 オクタウィアヌス
6 レピドゥス
グラックス兄弟
農民がドンドン没落していき、軍事力も低下するのてはないか恐れて、改革を行おうとした兄弟がいます。それがグラックス兄弟です。
相次いで護民官に選ばれると、大昔に行われたリキニウスセクスティウス法のような改革を始めたのです。コンスルのうち1人は平民から出す、という内容の他に
お金持ちから土地を没収して無産市民(没落してしまった人)に分けるという内容もあるのです。
今の私達に江戸時代の法律を当てはめるような感覚でしたので、当然反発に合います。2人は結局死を迎え、内乱の1世紀と呼ばれる、混乱時代に突入します。
内乱の1世紀
閥族派vs平民派
軍事的な勝利による勢力拡大と国内の停滞ムード、この相反する出来事が同時に起こるわけですね。戦争によって貧富の差が広がると、仲の悪かった貴族と平民の溝が一気に深まります。
元老院の伝統支配を守りたい、スラ率いる閥族派と無産市民や騎士が支持する、マリウス率いる平民派に分かれ、争います。
スパルタクスの反乱
ローマでは見世物として、闘技場で猛獣と剣闘士(スパルタクス)の決闘が行われていました。剣闘士たちは奴隷です。
民衆はこのような血なまぐさい見世物に娯楽を求めた訳ですが(趣味悪っ)、スパルタクス達は我慢の限界を迎え、大反乱を起こしました。
同盟市戦争
同盟市というのは、以前あげた囚人の例のCの位置の都市です。ローマ市民権を求め、ローマに対して反乱を起こしました。
第1回三頭政治
混乱に直面したローマの人々は、強いリーダーを求めるようになります。そこで武力で混乱をしずめたのが、軍事力のポンペイウス、お金持ちのクラッスス、カリスマのカエサルの3人です。
彼らは第1回三頭政治を開始します。
カエサルはフランスのガリアを征服して指導権を握り、ライバルのポンペイウスは元老院と結んでカエサルを倒そうとしますが、カエサルは返り討ちにして勝利し、権力を握ります。
ちなみにクラッススは戦死してしまってます。彼は独裁官に連続して就任し、社会の安定化を図り、民衆には大人気でした。
しかし、調子に乗ったカエサルは元老院を無視して王になろうとしたため、今まで共和政やりたいようにやってきた貴族達、元老院共和派の反対に合います。その結果カエサルは暗殺されてしまいます。
「ブルートゥス!お前もか!」
というカエサルの死に際の言葉はあまりにも有名ですね。ブルートゥスというのは、カエサルのベストフレンドでした。彼に裏切られてしまったわけです。
そうしてリーダーのいなくなったローマの政治は、また混乱に陥ります。
第2回三頭政治
混乱の中、また3人のリーダーが出現します。カエサルの養子であるオクタウィアヌス、カエサルの部下であるアントニウス、おぼっちゃまであるレピドゥスです。
また、三頭政治が始まるわけですが、まあ仲が悪いこと。
オクタウィアヌスは主導権を握りますが、アントニウスは絶世の美女、プトレマイオス朝エジプトのクレオパトラにデレデレ。
エジプトをローマから守りたい彼女と手を組み、オクタウィアヌスに戦いを仕掛けます。この2人の戦いがアクティウムの海戦。オクタウィアヌスが勝利し、エジプトは滅びます。
ここで地中海は平定され、内乱は終わりを告げます。
三頭政治、語呂合わせタイム
クーポン返せ、あとで送れ
1 クラッスス
2 ポンペイウス
3 カエサル
4 アントニウス
5 オクタウィアヌス
6 レピドゥス
まとめ
いかがでしたか?
私は高校生の時ブルートゥス!の意味を知らなかったので、カエサル暗殺の部分を授業でやったとき、すごい感動したのを覚えてますね。そういう意味だったんだ!って思いました
それでは!
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