【3分でマスター】スペイン継承戦争をわかりやすく!

 

どうも!ケイトです。

この記事では、スペイン継承戦争について分かりやすく解説していきます。

 

Contents

なぜ起こった?

1701年に起こったこの戦争。発端は、スペインの王位継承問題です。

ルイ14世

フランスではルイ14世が王様。軍隊を強くし、侵略戦争をしまくってました。その過程で、スペインの王位を狙ってか、ルイ14世はスペイン王の姉である女性と結婚します。

 

時代は下って40年後、病弱なスペイン王、カルロス2世はもうすぐ死ぬという頃。しかし、子どもがいないため、王位を誰に引き継ごうかという問題が発生してしまいます。

 

そこで、スペインの女性と結婚し、子どもも孫もいたルイ14世は提案します。

 

「スペイン王家の血も入ってるから、私の孫のフェリペ5世はどうだ?」と。

 

「うん、そやな。そうしよか。」とカルロスが納得しかけたそのとき。

 

「ちょっとまったー!」

 

と駆け込んできたのが、神聖ローマ帝国の皇帝。そして提案します。

 

「私はあなたの妹と結婚してるから、うちの次男はどうだ?」と。

 

世界は狭いね(笑)

 

その後も、色んな理由をつけて継承権を主張する人があとを絶ちませんでした。

 

カルロス2世は死に際に、継承するのは誰かという遺言書を書きました。

 

その気になる内容は、ルイ14世の孫であるフェリペ5世に王位を継ぐというもの。しかし、条件付きです。

「スペインの王をやるなら、フランスの王はやるな」と。

 

フェリペ5世

 

フェリペ5世はスペイン王位を継ぎ、晴れて王様になります。

 

しかし彼はまだ、フランスの王位継承権を捨てていませんでした。当然これに色んな国が反発します。

 

「フランスの王位は捨てろって書いてあったやろ」と。

 

また、周囲の国が反発するのは、約束を守っていないから、という理由だけでなく、フランスとスペインが合体して超つよつよ国になり、ヨーロッパを支配して、とんでもないことになるんじゃね?という不安もありました。

 

そこでイギリス・オランダ・オーストリアの3国は連合し、フランスに宣戦布告することにしました。

 

勝敗

フランスとスペインは軍隊がめちゃくちゃ強かったので、比較的優勢でした。しかし、戦争中にプロテスタントが蜂起。国が混乱。次第に劣勢になっていきます。

 

戦争中、スペインでは王が2人存在するなどカオスな状態でした。

 

色々試した結果、フェリペ5世に継がせるのがマシな選択なのではないかという結論にいたり、戦争は一旦休止することに。

 

フランスはイギリス・オランダとの間にユトレヒト条約を結びます。

 

これによってフェリペ5世スペイン王と認められますが、フランスとスペインの合同は永久に禁止でした。条約を結んで念を押したわけです。実質、フランス、スペインの負けですね。

 

少し視点を移して、アメリカではアン女王戦争が行われていました。こちらはイギリスが勝利。イギリスはカナダの一部を手に入れます。

 

イギリスは、ヨーロッパでも、スペインからジブラルタル、ミノルカ島。フランスからニューファンドランド、アカディア、ハドソン湾を獲得。

 

一連の戦争の真の勝者はイギリスと言えますね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?スペイン継承戦争を解説しました。今後の勉強にぜひ活かして下さいね!

 

それでは。

 

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